あさひが丘に輝く十字星に
式辞
あたたかい春の風とともに、桜が舞う季節となりました。本日ここに、来賓の皆様のご臨席を賜り、令和8年度、第69回小松市立南部中学校入学式を挙行できますことを、本校職員一同、心から嬉しく思います。
ただ今呼名されました151名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんの制服姿はとても初々しく、その表情からは、これから始まる新しい生活への期待と、少しの緊張が伝わってきます。私達は、皆さんが入学してくる日を心待ちにしていました。
本校が位置するこの場所は、古くから「あさひが丘」と呼ばれ、小高い丘になっています。校舎の上層階に上がると、窓の外には、連なる白山連邦の雄大な景色が広がっています。身近に目を転じれば、鞍掛山や木場潟の四季折々の美しい風景、そして、先人たちが守ってきた伝統文化、人々の体と心を癒す温泉情緒など、豊かな自然と人々の深い営みがあります。さらには、高い技術を持つ世界に誇る機械メーカーがあり、「ものづくり」の精神が息づいています。このような自然と文化、伝統と革新という多様性であふれる地域が、この校区であるといえるでしょう。
さて、南部中学校の校章には、「十字星」が描かれています。十字星は、古来より進むべき方向を示す道標となる星座です。校章である「十字星」には、小松市の南にあるこの地で、夢や希望をもち、明るく正しく生きてほしいという強い思いが込められています。新入生の皆さんも、多様性に富んだここ南部中学校で目指すべき十字星を見つけ、それに向かって努力してほしいと思います。
私から、中学校生活で大切にしてほしいことを2つお話しします。
一つ目は、「自立と創造」です。自立とは、自分なりの考えを持ち主体的に行動すること、そして、その行動の結果に責任を持つことです。創造とは、新しいものや価値観を生み出すことです。中学校での授業や部活動、生徒会や係り活動において、誰かに言われたからやる、というのではなく、自分で考え判断し、主体的に行動することを心がけてください。そのような自立した心が、大人への成長につながります。また、学校や社会を創っていく力にもなるでしょう。
二つ目は、「共生と貢献」です。共生とは、共に生きると書きます。6つの小学校から集まり、たくさんの人と出会う本校の中学校生活は、最初は不安があるかと思います。しかし、日々学校生活を送る中で、違う考えを持つ他者を理解し、共に高め合う「共生」の心を大切にしていけば、きっと新しい友達が増えると思います。お互いを認め合い尊重しながら、絆を深めていってください。そして、仲間とともに自分の力を、誰かのために役立ててください。困っている友人に声をかけること、学校や地域の行事に進んで参加することなど、皆さんの小さな貢献が、より豊かな学校や社会を生み出す元となるでしょう。
自立と創造 共生と貢献、これらを心にとめて、中学校生活を送ってください。
いよいよ新生活が始まりますが、思春期まっただ中の皆さんは、勉強や部活動、人間関係などで壁にぶつかるかもしれません。そんな時に助けとなるのが、仲間や先輩、先生方です。不安なときは、遠慮なく周りの人和私たちに相談してください。多くの人たちが、みんなの成長を見守っています。
保護者の皆様、お子様のご入学、誠におめでとうございます。中学校の三年間は、自立心が芽生える一方で、多感で不安定な時期でもあります。私たち教職員一同、一人ひとりの可能性を最大限に引き出すよう、誠心誠意努めてまいります。また、お子様の健やかな成長のために、学校と家庭が積極的に連携してまいります。本校の教育活動へのご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
新入生の皆さん。高い志を持ち、この地に息づく文化や情熱を自らのエネルギーとして、小松で輝く十字星を目指し私たちとともに頑張っていきましょう。皆さんの三年間が、希望と挑戦に溢れる素晴らしいものになることを心から願い、式辞といたします。
令和8年4月6日 小松市立南部中学校 校長 亀田 憲一郎
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